これだけは知っておきたいフロアコーティング豆知識
フロアコーティング
これだけは知っておきたい
フロアコーティング豆知識
使用する液剤や施工方法によってまったく性能や品質が異なるフロアコーティングは、施工会社によって独自の商品名で販売・施工を行っており、保証期間が同一であっても性能や品質は同じではありません。
30年保証で似たような名称のフロアコーティングを依頼したのに、施工方法がまったく異なっていて性能が劣ったり、保証とは名ばかりで保証書もなかったり、交通費を取られたりとトラブルは様々とあるようです。
一番大切なご新居へのフロアコーティングだからこそ、施工会社による品質の違いや性能を確認する方法、施工会社の信頼性の見抜き方など、知っておくべき重要事項は沢山あるはずです。
ここでは、フロアコーティングの施工会社を選ぶコツ、フロアコーティングに関する豆知識を解説していきます。
フロアコーティング会社を選ぶコツ
フロアコーティング施工会社には、新築マンションや一戸建て住宅の『オプション工事』で販売されている 『オプションタイプ』と呼ばれるフロアコーティングを主に請け負う下請け会社と個人一般からの直接注文を主に 行っている施工会社があります。
オプションタイプ』と呼ばれるフロアコーティングのほとんどは、施主様の管理下で施工することはなく、元請け会社の管理下で施工しますので、仕上がりではなく納期が重視されます。したがって施工は、スピード重視の作業内容となります。
また事前に施行サンプルなどを確認することが出来ないため、どのような仕上がり・機能を持ったコーティングなのか十分に理解することができず、 思っていた仕上がりと異なってしまう場合や、営業をおこなう不動産業者にコーティングに関する十分な知識がない場合、誤った情報で説明をされてしまう可能性があります。
個人一般からの直接注文での施工の場合、事前に施工サンプルを確認することで、仕上がりのイメージやどういった機能を持ったコーティングなのかを確認することが出来るため、 より自分の希望に合ったコーティングを選ぶことが出来ます。
『オプションタイプ』のフロアコーティングは、『ワックス系』『水性塗料』『ガラスコーティング』『UVコーティング』等様々なフロアコーティングが存在しますが、 住宅建設会社や住宅販売会社様の販売扱いとなりますので、とても高い買い物になります 建設会社や販売会社の販売扱いだから高品質であると過信してオプションタイプを選んでしまうと、のちに大きく後悔することになりかねません。 そんな失敗をしない為にもぜひ以下のフロアコーティング施工会社を選ぶコツを参考にして頂けると幸いです。
【コツ1】F☆☆☆☆を取得しているか
溶剤としては、水、アルコール、シンナー等がありますが、室内で使用する物ですので、F☆☆☆☆を取得している事を確認しておく事が大切です。
施工業者によってはHP上に拡大の出来ない偽った証明書を掲載しているケースもありますので、注意が必要です。
ミシナのフロアコーティングは、全てホルムアルデヒド放散等級でF☆☆☆☆ですので、安全性も高く安心していただけると思います。
【コツ2】シートフローリングに適した施工をおこなっているか
フローリングを構成している構成材の組み合わせや材質、表面材の塗装方法や加工方法の違いによって異なる特徴を持ったフローリングが多くのメーカーから販売されています。
フローリングによっては特別な処理が必要となる場合もあります。事前にサンプルを作成する事でフロアコーティングの実際の性能確認に役立ちます。
特に近年メーカー各社よりシートフローリングと呼ばれる表面が印刷のシートになったフローリングが多く開発されています。
従来の手作業での下地処理では、細かな汚れを取り除くには限界があるため、5年、10年ほどで剥がれてしまうリスクがあり、長期間の保護には適しません。
当社ではコーティング前に機械を使用した下地処理を行い、 手作業では落としきれないフローリング表面の汚れを除去し、ミクロン単位で研磨することでシートフローリングにも安定した密着性を実現しました。
フローリングに対する知識が不十分な施工業者では、増えて続ける全てのフローリングに対応することは出来ません。 ご新居でシートフローリングが使用される場合は対応した施工方法を行っているかよく確認することが必要です。
【コツ3】電話による対応がいつも可能であるフロアコーティング施工会社なのか。
長期間の修理・修繕保証を行う旨の保証書があっても、実際に来てくれるのは下請けの施工会社であったり、孫受けの会社であったりすれば、迅速な修繕処置ができるはずもありません。メール対応だけのフロアコーティング施工会社は避けるべきでしょう。
当社では専門家が営業時間内であればいつでも親切にお答えいたします。
【コツ4】 正しい基準で見積書を作成しているか
お部屋の帖数は壁の中の中心線を基準として表記されています。
帖数を基準としたお見積書は実際に施工するフローリング部分よりもだいぶ広い面積となってしまいますので、正式なお見積書としては良い書き方ではありません。
弊社は、お住まいの見取り図から施工箇所の面積を測らせていただいて正式なお見積りを作成しています。
【豆知識】廊下や収納などは帖数で表記されていませんので、面積をごまかされてしまう危険があります。キッチンなどの帖数も天板部分などが含まれており、実際のフローリング部分の面積とは異なります。正確なお見積り金額を算出するには、間取り図でのお見積りが不可欠です。
【コツ5】フロアコーティングの施工保証内容の確認をする。
実際の保証書サンプルも請求して、具体的な保証内容を確認する必要があります。
具体的なフロアコーティングの保証内容は、当然に明記されるべきであり、当社の保証内容からご確認ください。(以下列記します。※35年保証ダイアフロアコーティングの場合)
- フローリングと塗布膜の密着不良
- 塗り残し
- 被膜上の作業跡
- 異物の混入
- 自然剥離
- 日常清掃の水拭きによる剥がれ
- 水滴の放置による被膜の剥がれ
- 通常メンテナンスの洗剤拭きによる剥がれ
- スプレー式消臭剤の噴霧による剥がれ
- 加湿器の長時間使用による剥がれ
- ベンジンによる剥がれ
- 熱湯の飛散による剥がれや変色
- 熱い味噌汁や出来立てのスープ等の滴下による剥がれ
- 調理中の天ぷら油の飛散による剥がれ
- 食用油の滴下による剥がれ
- お酢、みりん等の調味料の滴下による剥がれ
- ケチャップ、ソース等の調味料の滴下による剥がれ
- ビールの滴下による剥がれ
- 焼酎、日本酒の滴下による剥がれ
- ウイスキー、ワインの滴下による剥がれ
- お子様のジュースの飲みこぼしによる剥がれ
- アイスクリーム等氷菓子の食べこぼしによる剥がれ
- 洗濯洗剤使用中の飛散による剥がれ
- 歯磨き粉の滴下による剥がれ
- シェービングクリーム、ヘアスプレー類の滴下による剥がれ
- 除光液、保湿クリーム等の化粧品の滴下による剥がれ
- 赤ちゃんのミルク、離乳食の食べこぼしによる剥がれ
- 涙、汗、おしょう水などの体液による剥がれ
- 燃料用アルコール、灯油の滴下による剥がれ
- 消毒用アルコールやオキシドール等の医薬品の滴下による剥がれ
- お食事の食べこぼしによる剥がれ
※上記内容は通常の生活における保証です。また実験的、意図的な場合は対象外となります。
フロアコーティング価格の違い
現在フロアコーティングには様々な種類が存在し、それぞれの品質や作業内容等により必要な費用は異なります。
使用するコーティングの液剤のランクを落とす、コーティングの液剤を薄める、施工の際にアルバイトを雇う等をすれば施工に必要な費用を抑えることが出来ますが、品質・耐久性の低下を引き起こし、施工時のリスクが高まるため、価格面のみで比較を行うのは非常に危険です。
また施工を下請けの業者に行わせる場合、金額は押さえられる傾向にありますが、施工を行う業者によって技術力は異なるため、仕上がりにはむらが生じます。
下請けの業者は施工に掛かる費用をなるべく抑えるため、施行経験のないアルバイトを雇う場合やコーティングの液剤を必要以上に薄めてしまう等、仕上りを度外視した施工を行われてしまう可能性もあります。
※ 特にコーティングの液剤をアルコール成分で必要以上に薄めた場合、液剤内のガラス成分が減少することで、塗膜の厚みが減少し、塗膜全体の安定性を維持することが出来なくなり、長期間の使用に耐えられず、部分的に剥がれてしまう原因となります。
弊社では熟練したスタッフによる自社での施工にこだわり、1件1件自社で責任を持って施工を行っております。
長期の保証が付いたフロアコーティングだからこそ、それぞれのコーティングの品質、施工内容をしっかりと理解し、施工業者を選ぶ必要があります。
中古住宅・ご入居後のフロアコーティングの場合
新築住宅へのフロアコーティングは、ご入居前の未使用状態で施工しますので、家具や荷物の移動も無いのでスムーズな作業工程で施工ができます。
中古住宅及びご入居後の場合は、フローリングの傷み方や古いワックスの状態によっては作業自体が出来ない場合もありますので、事前の確認が必要となります。また、家具などの移動が大規模な場合は、施工にかかる日程等を調整する必要があります。
新築住宅のフロアコーティングをしている会社であれば、中古住宅やご入居後にもできるとは限りません。
中古住宅及びご入居後にフロアコーティングを行う場合は、新築住宅とはまったく異なった施工環境になりますので、施工業者選びにはより注意が必要です。
新築住宅のフロアコーティングをしている会社であれば、中古住宅にもできるとは限りません。
中古住宅の場合は、新築住宅とはまったく異なった施工環境になりますので注意が必要です。
【コツ1】 事前に現地確認・剥離作業などのテストを行っているか
“中古住宅”の場合は入居される前のお住まいの場合と入居して生活している場合、リフォームしている場合など、お住まいの状況は一軒一軒異なります。また、居住年数や家族構成などによってもフローリングにかかる負荷が異なります。
中古住宅・ご入居済みの場合は必ず事前に現地確認が必要です。お電話だけでの説明では、当日施行が出来ない等、様々なトラブルの原因となりますので、事前の現地確認が必要ない施行業者は絶対に避けましょう。
また事前の現地確認には営業を担当する人間ではなく、実際に施工を担当する人間が、ワックスの剥離などのテストや施行の段取り等の説明を行ってくれるかどうかも確認しましょう。
営業担当の場合、施工時のリスクに対する説明が不足するケースや、剥離作業等のテストを行うことが出来ず作業時にトラブルとなる場合や、当日の家具の移動の段取りが出来ず、家具の移動費等を余分に請求されてしまうケースが考えられます。
弊社では必ず事前に施行可能な人間が現地確認及び剥離等のテスト作業・ご説明でお伺いしています。
【豆知識】ご入居されている場合は、乾燥日数と硬化時間を重視すると良いです。
【コツ2】 住宅全般のフロアコーティング会社かどうか
住宅全般のコーティング専門会社(当社)では、やはりコーティング技術やそのノウハウの蓄積量が違います。特に、施工時にコーティング剤にホコリの巻き込みを最大限に抑えること、コーティング剤と様々な種類のフローリング材を完全に密着させることは、コーティング専門会社でなければきちんとした処置が不可能ともいえます。
住宅クリーニング会社やお掃除専門会社では、お掃除の延長線上のサービスと考えている場合が多く、コーティング剤やワックスに関しても、安価のものを使用する傾向にあります。
以上ですが、フロアコーティングに関するご質問やご意見は、いつでもお気軽にお問合せください。住宅コーティングに専門家が営業時間内であればいつでも親切にお答えいたします。