フローリングの張り替えと費用
フロアコーティング
フローリングの張り替えと費用について
例:傷んだフローリングをリフォームする方法
痛んだフローリングをリフォームするのには上(重ね)張り工事と張り替え工事の2つの方法が考えられます。

上(重ね)張り工事
上(重ね)張り工事とは古い既存フローリングの上に臼井(12mm程度)のフローリングを重ねて張る工事で、簡易的な張り替えになります。
張り替え工事
張り替え工事とは古い既存フローリングを解体して、新しくフローリングを張り替える工事で、正式な張り替えになります。

入居後にフローリングを張り替える正式な工事と建築中にフローリングを張る工事では、工事内容が全く異なります。
通常、建築中の場合は、フローリングを先に張りますので、工事の手間はたいしてかかりません。これが入居後の張り替えとなると、工事としては複雑で大掛かりなものになってしまいます。
例:フローリング張り替え工事の工程
- 家具類の移動・保管
- 全体的な養生(工事中のホコリが飛散しますので必要となります)
- 古いフローリングの解体撤去(クロスの貼り換えが必要な場合もあります)
- 床暖房の種類によっては、ガス・電気・水道工事が必要となります。
- フローリング撤去後の下地の状態によっては、別途下地直しが必要となります。
- フローリング・巾木・クロス等の仕上げ工事
- 床暖房の種類によって、ガス・電気・水道工事が必要となります。
- 汚れた室内のクリーリング
- 家具類を戻して、完了
例:フローリングの張り替えに掛かる費用

建物(マンション・戸建て)や施工会社によって違いはありますが、床の材料費以外に、家具類の移動や保管費・廃材処理費・掃除代・駐車代・施工費等々の工事費・床暖房によっては、他にガス工事や電気工事・水道工事も必要となり、当然、工事内容が大きく異なります。
フローリング張り替えでは、6帖程度の洋室・フローリングまたは畳の張り替え工法で張り替えた場合10万~15万円の目安になります。
※電気式・温水式床暖房の場合のフローリングの張り替えは、別途相談になります。
例:使用するフローリング
【マンション用】 永大産業ダイレクトエクセル 45RG 10,000円/m²
遮音性能を備えた、マンションや集合住宅に最適な直貼りフローリング。
表面仕上げ | スタンダード塗装・抗菌加工・セラミックス仕上げ・ワイピング着色 |
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表面樹種 | ビーチツキ板(薄単板)・オークツキ板(薄単板) |
基材 | 合板(クラック防止特殊加工合板) |
遮音性能/Δ等級 | ΔLL(Ⅰ)-4 |
【戸建用】 永大産業 ニューハイビーチ 7,000円/m²
高級感のある平滑仕上げ「フラット塗装」。耐すり傷性能も備えています。
表面仕上 | フラット塗装・抗菌加工・セラミックス仕上げ・ワイピング着色 |
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表面樹種 | ビーチツキ板(薄単板) |
基材 | クラック防止特殊加工合板 |
フローリングの張り替え後の日常のお手入れ
フローリングの張替えの大きな要因としては、フローリング自体の寿命ではなく、フローリング表面の傷みが起因する事が多いようです。汚れや剥がれ、褪色やシミなどです。
木製品のフローリングは、お手入れ次第でキレイに保つ事ができるのですが、フローリングが木の加工品である事を十分に理解した上で、日常のお手入れをする必要があります。
- 水分を嫌いますので、水拭きはなるべく避ける
- 洗濯物など、濡れた物を放置しない
- 液体をこぼした場合は、速やかに拭き取る
- 砂埃はこまめに取り除く
- 拭き掃除を主体にして、掃除機はなるべく避ける
- ササクレなどフローリングの剥がれが発生した場合は、ボンド等で止める
- 物を落とさない
- 椅子やテーブルなどの足元には、保護材を貼る
- 直射日光は避ける
- 最善策としてコーティングするのも一つの手でもあります。